採用担当メッセージ
~全ての人が互いに尊重しつつ、助け合っていく社会の実現を~
個人的な話しで恐縮ですが、福祉の仕事に携わり、40年近くになります。学生時代に学んだことは全くの「畑違い」のことでしたので、まさしくゼロからのスタートでした。
初めて出会い、そして担当することとなった方々とどうやって過ごすか、自分には何ができるか、してはいけないことは何か、などを一つひとつ学んでいくしかありませんでした。今に比べると、法律も制度も支援方法もマニュアルも整ってはおらず、先輩たちも、それぞれが自分のやり方を持っていて、誰から何を学べばいいのかもわからないような状態でした。でも'彼ら'との日々を重ね続けていくと次第に見えてくることもあり、気が付くと大切にしていること、しなければならないことが少しずつ私自身のことばになってきました。
- 「出会い」に感謝したい
- 福祉は「生き方」でありたい
- 「為に」の福祉から「共に」の福祉への転換を
- 福祉の仕事は「想像」と「創造」
- 「存在へのまなざし」を磨き、「謙虚になりたい」を願い続けること
などです。そして、この仕事は情熱を傾けるに足るものだ、と確信しています。
今、世の中は混とんとし、不安と不信と不満に溢れ、そして何よりもそれを経済活動と直結して解決しようとする空気が満ちています。しかし、こんな時代だからこそ、互いの存在そのものに畏敬を持ち、「共に生きる社会」を実現していくのが'福祉に生きる'者の大きな役割だと思っています。
若い力、感性が集い、皆さんがイキイキと活躍する社会を一緒に創ってくださることを期待しています。