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商品まごころ物語

ヒソプ工房 〜ちきゅう石けん〜
ヒソプ工房 〜ちきゅう石けん〜

※ 学校、幼稚園、食堂などで出る調理油の廃油(てんぷら油)を回収し、
それを原料に作る洗濯用リサイクル石けんです。

歴史

◆「ちきゅうせっけん」小史

「ちきゅうせっけん」小史

 1992年に開所したヒソプ工房。
1994年よりリサイクル石鹸事業を開始してから20年が経ちました。 開所して間もない頃「利用者に新たな作業はないだろうか。」と考え込んでいた職員の目に、北海道のとある事業所で行われていた「リサイクル石鹸」が飛び込んできました。
「この石鹸をヒソプでも作りたい。」
さっそく職員が現地に赴き技術を習得し、ヒソプ工房に持ち帰りました。
ここからヒソプ工房の「ちきゅうせっけん」の歴史が始まります。
岩手県学校生協さんとの共同事業として、ヒソプ工房が製造を担当。小さなプレハブの工場で「ちきゅうせっけん」の製造が始まりました。
「廃油をリサイクル」「環境に優しい」「洗浄力がある」
出だし好調の「ちきゅうせっけん」でしたが…油特有の匂いが思うように消えず、少しずつお客様が離れ、売り上げも年々右下がりという現実。
匂い対策、パッケージの見直し、販路拡大への取り組み等の課題にぶつかりました。
そのような折に、大手通販会社との取引のチャンスの機会を得ることができました。
レモン香料ではなくEM菌を入れることで匂いの問題が消え、商品の価値を高めるためにECOマークの取得や、パッケージの改善、デザインも一新しました。
当時の職員は日々製品の改良に明け暮れました。
長い年月をかけて試行錯誤を重ね、ヒソプ工房の「ちきゅうせっけん」は少しずつ息を吹き返してきました。
数年前は「地域密着型」であった「ちきゅうせっけん」が次第に全国からの注文が増え、今日ではインターネットでの販売も行われるようになりました。
全国のたくさんの方にご愛顧いただいております。

◆岩手県学校生協との共同開発

岩手県学校生協との共同開発

 1995年にカナンの園と共同開発した「ちきゅうせっけん」からのご縁です。盛岡市内の学校給食の廃油を使い、ヒソプ工房さんで製造、組合員に供給しております。
高い洗浄力ながら肌に優しく、生分解もできる「ちきゅうせっけん」は、地球環境や健康、福祉など、さまざまな願いを込めて開発したせっけんです。爆発的な売れ行き…とまではいきませんが、こだわりの商品。年に三回、組合員に案内する共同購入のチラシ(ファミリー月間)では必ず表紙で紹介し、赤ちゃんの誕生した組合員へのプレゼント品としても採用しています。
個人的には十七年ほど前から、同じ子どもを持つ母親として、ささやかながら募金の協力をしたり機関誌を拝見していました。それだけに「ちきゅうせっけん」の話があったときは、おのずと力が入ったものです。

〜岩手県学校生活協同組合 元理事 藤原綾子さん〜


大切にしたいこと

大切にしたいこと1

 現在「ちきゅうせっけん」製造に携わる利用者は男性5名。
「今日も一日、よろしくお願いします。」と朝礼ではつらつとした声が響きます。
長年携わっているベテランの方、新たに製造メンバーに加わった方、それぞれが自分の役割に責任を持ち、お互いの技術を高めるために時には率直に意見を述べ合うこともあります。
「お客様のために」「環境のために」と製造に携わる一人ひとりが、「ちきゅうせっけん」で繋がる誰かのことを想い、自然のことを想い、日々の仕事にやりがいを感じ、働く喜びを感じています。
「○○さんより注文が来ましたよー。」の声に「よし!やるべ!」とさらに製品に魂をこめる5名のメンバーです。



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